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血赤珊瑚の基礎知識

血赤珊瑚の基礎知識

珊瑚の色は暗い赤色から淡いピンク色まで多岐に渡りますが、
最高級と称されるのが血赤珊瑚(チアカサンゴ)です。

希少価値があると言われる血赤珊瑚を所有しているが、本物かどうかを知りたい方や、所有しているものの、使用しないので買取をしてほしい方に向けて、珊瑚の歴史や買取価格などの基礎知識をお伝えします。

珊瑚の見分け方

珊瑚は赤、白、桃、黒の色分けができます。

珊瑚の中でも明度が低く深い赤色をした血赤珊瑚が高値で取引されていますが、専門家でないと血赤珊瑚と赤珊瑚を見分けることは難しいと言えます。

また、より深い赤色の血赤珊瑚の方が評価が高いとは言え、テリや輝きも重視されるので、

売買を検討している場合は、専門の査定士に鑑定してもらいましょう。

なお、日本の高知県近海(土佐湾)で採れる血赤珊瑚は、世界的にも最高級品と認められています。

血赤珊瑚・赤珊瑚の産地について

血赤珊瑚や赤珊瑚の産地は、日本、台湾、イタリアなどです。

質の良い日本産の血赤珊瑚は採集量が少ない上、宝石として加工できるものは全採集量の2割程度です。そのため高価格で取引されています。

珊瑚の歴史

微生物類による珊瑚礁は、34億年前に出現していたようです。

珊瑚は木のような形をしているものが多く、植物に見られますが、イソギンチャクやクラゲの仲間で、刺胞動物(腔腸動物)に分類されます。

古代ローマ時代には、安産のお守りや魔除けとして用いられていたようです。

現存する日本最古の珊瑚は、正倉院に保管されている「礼服御冠残欠」で、大仏開眼会の752年に聖武天皇が身につけたと言われる破損した冠に、珊瑚のビーズがあしらわれています。

買取価格について

珊瑚は、古代から宝飾品として珍重され、中でも血赤珊瑚は高く評価されており、ジュエリーとしての価値も高く、リング、ネックレス、ブレスレッド、イヤリングなどの商品は一般消費者だけでなく、コレクターにも人気です。

査定人や相場によって買取価格は変動する

査定する人によって買取価格が違うため、複数の業者による査定を受け、結果で検討しましょう。

また、相場は裸石の買取相場が基準となっているため、デザインされたものの価格とは違ってきます。

さらに宝石の状態によってランク付けされ、非常にきれいなものはS・きれいなものはA・

やや使用感がある場合はB・使用間があるものはCに分けられます。

血赤珊瑚のデザインされた、リング、ネックレス、ブレスレッド、イヤリングで状態のよいものは10万円代から30万円代で取引されているケースが多いようです。

査定方法について

査定方法としては、店頭査定、出張査定などがあります。

店頭査定では、商品を持ち込み査定員の説明を聞き、検討の結果その場で買い取ってもらうことができます。

出張査定は自宅まで来てもらいます。店舗に出向けない方や査定してほしいものが多い方に向いています。

珊瑚の贋作

珊瑚にも贋作は存在し、贋作珊瑚には価値はほとんどありません。

珊瑚は見極めが難しく素人には判断が困難ですが、偽物珊瑚の多くは表面のみがコーティングされています。

本人がカジュアルなアクセサリーとして用いる分には問題はありませんが、本物と思いこみ、子世代に譲ると、後悔することにもなりかねません。

気になるようなら、珊瑚製品の査定士が在籍するショップなどで鑑定してもらいましょう。

まとめ

どの宝石も魅力的ですが、女性にとっては深い赤色を持つ血赤珊瑚は、格別に惹かれる存在ではないでしょうか。

宝石には、それぞれ石言葉がありますが、珊瑚は「幸福」「長寿」「知恵」という言葉がついています。買い取ってもらう際は感謝を込めて手放し、買い取る際はご縁を大切にして、丁寧に用いましょう。


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